今日お店で食べたまかないは
シチリアで育って22年のマルコくんが教えてくれた
シチリアの家庭料理。
家からシチリアの郷土料理本を2冊持ってきてくれて、どれを一緒に作るかを
材料をみながら相談することに。
作る品は3品で決定。
シチリアを代表する、ストリートフード
Arancine(アランチーネ)
オレンジのような見た目から、この名前がついたらしく
ゆでたお米にサフラン、チーズ、バターをしっかりと絡めて
中にラグーなどを入れます。
実際はサフランは高く、貧乏なシチリア人は色粉などで
黄色にして安く仕上げています。
ですが、バターやチーズの香りも良い感じに漂ってくるので
これでも十分に美味しいです。
味付けしたお米が冷めたら丸めていきます
そして手のひらでしっかりと広げて、ラグーを詰め込んで再び丸めます。
そのあとに、適当に水と粉と塩を混ぜた液体に丸めたお米を浸して
パン粉をまぶしていきます。
卵は高価なものだから、粉や水でパン粉をつけるためのノリがわりにするとのこと。
そして170度の油であげていきますが
大きすぎるので中まで温ためるには結構な時間がかかります。
2品目は
Frittata di patate(フリッタータ ディ パターテ)
茹でたジャガ芋に卵とパルミジャーノを合わせて焼いただけのシンプルな料理
中央は焦げてしまってるが
こういう地味な素材だけの料理がすごく美味しいと思う。
3品目
Insalata di fagiolini(インサラータ ディ ファジョリーニ)
インゲン豆と玉ねぎをビネガーと和えた料理
玉ねぎは柔らかくなるまで、鍋で湯がいていました。
豆もそのあと湯がき、フライパンで焼き色をつけて
全部ボールに入れて混ぜ混ぜ。
隣で観察しながらも、一緒に手伝って作っていましたが
いい意味で汚くて豪快です。
作ってくれた彼と料理と参考にしたレシピ本を一緒に撮影しときました!!
どれも慈悲深く、少量しか食べていなくても満腹になるシチリア家庭料理。
今後も色々と教えてもらいながら
イタリア人の感性を知っていきたいと思います。